診療について

発熱、風邪症状の診断書について

発熱、風邪症状のため診断書をご希望の方へ

Q:熱が出ました。会社に連絡すると出勤してよいかどうかを判断してもらうため医療機関を受診しなさい(診断書をもらいなさい)と言われました。受診してもいいですか?

A:大前提として“出勤してよいか”は会社が判断するもので、医療機関は現在の病気の状態と予測を判断して診断書を発行いたします。医療機関が出勤停止を勧告できるのは、特殊な場合のみ(インフルエンザやコロナ感染症、緊急入院など命にかかわること)です。診察を受けたら、その結果を会社に報告し(診断書を提出)、出勤の可否を会社に決めていただく必要があります。

現時点では、当院へ発熱や風邪症状で受診された場合、以下のような診断書になります。この診断書で良ければ発行できますが、先に上司や人事に以下を見ていただき、これで良いか判断していただいた方が良いと思います。

診断書

<発熱や風邪症状など体調不良者の職場復帰目安>

当院ではインフルエンザならびにコロナウィルスの検査ができないため以下のように判断いたします。

次の条件を満たすと安全に職場復帰が可能です。

◇発症日を0日目として、5日が経過し、かつ、症状消失から48時間経過している。もし5日目以降に症状が続いていた場合は、症状が消失して48時間が経過すること。

上記診断書を基に産業医や人事と相談の上、休業期間を決定してください。以下余白

-参考資料です-

発熱する病気は主に大きく5つに分かれます。

①いわゆる風邪・・・安静療養で改善します。他人へ感染することがあります。

②インフルエンザ感染症・・・治療薬があります。5日間程度の自宅療養が必要。当院では検査できません。他人へ感染します。

③その他の感染症・・・解熱剤や抗生剤が有効です。他人への感染リスクがなければ仕事は可能。他人へ感染することがありますので専門家の診察が必要。

④感染症以外の病気による発熱・・・いろいろな検査により判断が必要。他人への感染はあまりありません。

⑤新型コロナウィルス感染症・・・PCR検査や抗原検査検査が必要。当院では検査できません。他人へ感染します。自宅療養が必要です。

まとめると、インフルエンザ、コロナウィルスの検査をしない限り、正しい診断ができないということになります。

当院では両方とも検査ができないため、発熱の場合、本人や会社の安全を考慮すると上記のような診断書になります。

申し訳ありませんが、当院では発熱者の治療や検査が難しいことをご理解の程よろしくお願いいたします。

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