よくあるご質問

糖尿病・甲状腺などを中心に
よくあるご質問

健康診断

保険に入ろうと思い健診を受けたら尿検査で尿糖+でした。糖尿病でしょうか。肥満ではないのですが。。。

糖尿病かどうかの診断には、血糖値の測定が不可欠です。糖尿病ではない(つまり血糖値が上昇していない)のに、尿に糖が出る、腎性糖尿という状態もあります。尿糖だけでは、この様な状態との区別がつきません。

また、糖尿病と肥満はよく結びつけて考えられていますが、必ずしも肥満でなくても、糖尿病は発症することがあります。むしろ、日本人には肥満でない糖尿病患者さんの割合がかなり多いと考えられています。

父が糖尿病ですが、遺伝すると聞き気になっています。 前回の会社の健康診断の尿検査では大丈夫でした。 どれくらいの間隔で、どんな検査を受ければいいですか?

糖尿病になりやすい体質は遺伝する場合があります。
心配されているようですが、通常は年に1~2回、血糖値や検尿の検査を受けていれば充分でしょう。ただし、糖尿病になってしまっていても、ごく初期には、空腹時に検査をすると血糖や尿糖が正常の場合があり得ます。

糖尿病の早期発見のためには、わざと食後に健診を受けることをおすすめします。また、健診の結果で要注意などの指示が出たら、絶対にそのままにせず、専門医へご相談ください。

気になる症状

便秘も糖尿病の合併症でしょうか?

糖尿病による自律神経障害が進行すると、胃腸の動きに異常が生じて、便秘や下痢を起こす場合があります。しかし、便秘は糖尿病と無関係にもよくある症状ですから、現在の症状が合併症によるものかどうか、このお話だけではなんとも言えません。

足の裏が毎日いたくて困っています。 糖尿病で病院に通院していますが、足の毎日だるく、痛いです。何かアドバイスがあれば、お願い致します。

もしそれが糖尿病によるものであれば最近は良い薬があります。一度ご相談ください。

ただし、片方の足だけであれば糖尿病が原因のことは少ないです。整形外科へ受診することをお勧めいたします。

私は半年以上前から多飲、疲労感が続き、ここ2ヶ月の間に、約5kgも体重が減っています。

糖尿病の可能性は充分考えられます。もちろん、糖尿病以外の病気でも、急激に体重が減るような場合は要注意の信号です。大至急、受診して検査を受けて下さい。

夕方に、空腹になってくると、無気力になり、手が震えてくるような気がします。食事の時間まで我慢していると、動けなくなることもあります。このような症状は、糖尿病なのでしょうか?

反応性低血糖が疑われます。
低血糖を起こす原因には、内分泌の問題(インスリン、甲状腺ホルモン、その他各種ホルモンの異常)、消化器官(胃腸や肝臓)の問題、飲み薬や注射などの薬の影響、食事の内容や運動によるエネルギー消費の影響、など関与する要素がいろいろありすぎて、手短に説明することは困難です。

糖尿病の初期段階でも、空腹時に低血糖を生じることがあります。希ですが、インスリンを必要以上に(勝手に)作り出す腫瘍が隠れていることもあります。
空腹時の症状が出現した時の血糖値を測定してみる必要があります。

一年前くらいから、寝ている時や、座っている時に、足の裏がもの凄くジンジン痛むことがあります。でも立って行動している時は不思議と何も痛くならないのです。

糖尿病から、足のしびれなどが起こるのは、糖尿病の合併症の一つである糖尿病性神経障害を発症することが主な原因です。合併症が起こるまでには、糖尿病になってから最低でも数年以上かかりますから、糖尿病の初期段階であれば症状が起こることは考えにくいです。

しかし、それ以外の異常がないかどうか、また、数年以上前から糖尿病が隠れて進行していた可能性はないのか、など、確認しなければいけない点はいくつかありますので、一度受診された方がいいとおもいます。

食べ物は塩気の少ないものをとっていますが、良く喉が乾きます。

一度血糖値などの検査をお受け下さい。のどが乾く原因としては、糖尿病ももちろんあり得ます。ご心配でしたら、とにかく一度血糖値などの検査を受けるために受診されることをおすすめします。

尿糖(+3)とはどんな意味でしょうか。 職場の健康診断において、2年連続し尿糖(+3)と言われました。質問ですが数値の意味と、今私が心掛けなければならないことを教えてください。

尿糖が陽性であれば、糖尿病の疑いがありますので、まず病院できちんと血糖値などの検査を受ける必要があります。ちなみに、尿糖+3というのはかなり強いほうですので、絶対に放置しないでください。

また、血糖値が正常なのに尿中に糖が混ざる「腎性糖尿」という体質の人もありますが、この場合は糖尿病とは区別して考えます。これも血液検査を含む精密検査で判定できます。

尿に甘いにおいがしますが、検査を受けた方がいいでしょうか。

「甘いにおい」が何からきているのか、ここではわかりかねますが、体調に不安を感じたときには、すぐに受診して、医師に相談されたほうがいいと思います。 最初から専門医に拘る必要はありません。(何処が悪いのかもまだはっきりしませんから)まずは、安心して相談できる内科医を探して下さい。

体重増加、のどの渇きが気になります。病院で検査をうけるべきでしょうか。

通常の健診では、軽症の糖尿病は見逃されてしまう可能性が十分あります。喉の渇きなどの症状からも、是非近いうちに、糖尿病に関する精密検査を受けられた方が良いと思います。

糖尿病

インスリンをしていても仕事は続けられますか?

もちろん問題ありません。

インスリンの作用をきちんと理解し低血糖の対処法も理解しておれば、仕事に支障をきたすことはありません。また職場にもきちんと説明をして、糖尿病やインスリン注射を行なっていても問題なく仕事が出来るということを自らが実証して行くことも大切なことです。

 

インスリンはお腹にうつよう指導されましたが、この前、腕にインスリンをうっている人を見かけました。インスリンを腕にうっても大丈夫なのですか?

問題ありませんが一度主治医と相談しておきましょう。

インスリン注射の主な場所として、お腹、上腕、太もも、お尻などの部位になりますので、腕にうっても大丈夫です。また体型によって好ましい部位や、運動の習慣などによってインスリンの吸収速度に若干差があったりしますので、主治医と相談してみましょう。
またインスリンは同じ場所ばかりにうっていると、皮下にしこりができて固くなってしまい、インスリンの効きが悪くなることがよくあります。どの部位にうつにしても毎回少しずつずらして注射をする必要があります。

インスリンを持っていると空港の持ち物検査で止められると聞いたのですが、本当ですか?

問題ないはずですが、一度旅行会社、航空会社に確認しましょう。

インスリンは機内持ち込み可能です。まれに手荷物検査やエックス線検査などで引っ掛かった場合は「インスリンです」と告げるか、海外に出かけるときは、前もって英文説明書や英文で書いた「糖尿病です」のカードを持参して、提示すれば良いでしょう。

とある国では、没収されたという話も聞きましたので念のため確認しましょう。

インスリン治療を始めると医療費はどのくらいかかりますか?

あるインターネットアンケート調査による報告ですと、インスリン療法を行なっている人のほぼ半数が1万円~1万5千円未満とのことで、1万5千円以上負担している方も5人に1人強とのことです。もともと医療費は、使用しているインスリンの種類や、注射量により個人差があります。そしてインスリン治療とともに血糖自己測定も始まることが多いので、その費用も別途かかります。
ただし、やり方のよって医療費を少し抑えられる可能性があります。一度相談してみて下さい。

インスリン自己注射を長期間続けていると体に弊害が出るのでしょうか。

「長くインスリン注射を続けていると体に悪く、寿命が短くなってしまう」などと言うことは絶対にありません。間違った情報に惑わされないように注意してください。

インスリン治療を続けていると自分のすい臓からインスリンが分泌されなくなるのではないのでしょうか。不安です。

それは違います^^

一度外からインスリンを使うと、自分のすい臓からインスリンが分泌されなくなるのではないかとのことですが、そんなことはありません。むしろ反対です。
血糖コントロールが悪いまま放っておくと、かえって膵ランゲルハンス島の機能が低下して、インスリン分泌が悪くなるのが普通です。そんな患者さんに外からインスリンを注射して、血糖値を下げていくと膵ランゲルハンス島の機能が回復して、インスリン分泌が増加する事がよくあります。一旦インスリン注射を始めたが、結局注射が不要になった、というケースも少なくありません。

インスリンを一度打ったら一生続けるんですか。

一般的にはその様に思われている方が多いですが、実際にはいろいろな場合があり得ます。
1型糖尿病(インスリン依存状態)の場合には、インスリンによる治療が必須となりますから、一生やめることが出来ません。 2型糖尿病(インスリン非依存状態)でもコントロールの都合によって、インスリンを使用する場合がありますが、この場合にはコントロールの改善と共に代謝機能が全般的に安定してきて、インスリン注射が不要となる場合も少なくありません。

HbA1cの値が8%くらいです。現在、食事療法のみで治療を受けていますが、薬物治療が必要でしょうか ?

HbA1cが8%は、合格点とは言えません。そのままではよくありません。理由として、食事の乱れ、外食が多い、運動量の変化など、さまざまな問題が隠れている可能性があります。一度ご相談ください。悪い点を探して、少しでも良くなるように一緒に治療をしていきましょう。

父が糖尿病で合併症が進んでいるようですが、どうせ死ぬからと病院に行きたがりません。

頑固で一見元気な方が病院に行きたがらないのを、受診するよう説得するのは、極めて難しいです。「どうせ死ぬのだから・・・」との事ですが、人間はなかなか簡単には死ねません。糖尿病の治療をおろそかにしていて、合併症でどうにもならなくなってしまった患者さんの悲惨さは、まず想像が付かないと思います。
まずは、ご家族の皆さんが、時間をかけてよく話し合いするしかありません。
連れてきていただければ、一生懸命説明させていただきます。

糖尿病と目の関係について 糖尿の人は眼科にも行かないと駄目と言われました。糖尿から目にはどのような影響があるのですか?

糖尿病の恐ろしい合併症の一つである、糖尿病性網膜症があげられます。糖尿病の治療をおろそかにしたまま放置すると、最悪の場合失明に至ります。
この糖尿病性網膜症は、現在の医学で確実な対処が可能な時期にはまず自覚症状が現れません。自分で大丈夫だと思っていても油断せずに、かならず眼科で検査を受ける必要があります。

1型と2型とでは合併症の発症のちがいはありますか?

1型と2型で合併症の質に大きな違いはありません。合併症の出易さや進展経過には個人差はかなりあります。また1型の方がコントロールが難しくなりやすいため、合併症そのものの頻度はやはり多くなる傾向はあります。

糖尿病患者は何故、感染しやすいのですか?

次の2つがまずあげられると思います。
1)免疫機能の低下: 白血球が感染巣に集まって病原体を退治する機能などが弱まることが知られています

2)細血管障害: 血管障害から血行障害がおこってくると、組織そのものが脆弱になる、組織の炎症修復能力が低下する、などの問題が生じてきます

低血糖時の補食にはどのような食品がいいのでしょうか。

低血糖時の対処として考えるべきことを3つに大別してみます。
1)とりあえず、現在の血糖値を上昇させて症状を取り除く
速やかに体内に吸収されるブドウ糖、あるいはそれを含む飲料などが適しています。

2)現在の低血糖を改善させた後、次の食事までに再び低血糖になるのを防ぐ
次の食事時間が近い場合:砂糖やブドウ糖に引き続いて食事を摂る
そうでない場合:単純糖質以外の炭水化物を0.5~1単位補食する

3)今は低血糖ではないが、運動などで血糖が下がりすぎるのを防ぐ
運動の持続時間やつよさに応じて、単純糖質やそれ以外の炭水化物をうまく組み合わせて1~2単位くらい(個人差や運動の程度で違いが大きいので一概には言えませんが) 従って次の2種類を組み合わせて準備すると良いのではないでしょうか

血糖を速やかに上げるもの
例: ブドウ糖入りの飲料

血糖をゆっくり持続的に上げるもの(低血糖の速やかな改善には適さない)
例: スナック菓子、パン、おにぎり

インスリン治療中の夜中の低血糖について インスリンを打っているのですが夜中に低血糖を起こすのですがそれが不安でなかなか寝付けないのですがどうしたらいいのでしょうか。

まずは、眠前と夜中に血糖自己測定行ってみてください。その上でご相談ください。寝る前のインスリンが効きすぎている可能性もあります。ただし自分ですべて判断するのは難しいため、早めに受診してください。
眠前の血糖値が低すぎる場合は深夜~早朝の低血糖を防止するために、眠前に軽く補食(0.5~1単位)をする方法があります。

またインスリンの治療方法が合わなくなっている可能性もあります。

一年前くらいから、寝ている時や、座っている時に、足の裏がもの凄くジンジン痛むことがあります。でも立って行動している時は不思議と何も痛くならないのです。

糖尿病から、足のしびれなどが起こるのは、糖尿病の合併症の一つである糖尿病性神経障害を発症することが主な原因です。合併症が起こるまでには、糖尿病になってから最低でも数年以上かかりますから、糖尿病の初期段階であれば症状が起こることは考えにくいです。

しかし、それ以外の異常がないかどうか、また、数年以上前から糖尿病が隠れて進行していた可能性はないのか、など、確認しなければいけない点はいくつかありますので、一度受診された方がいいとおもいます。

尿糖(+3)とはどんな意味でしょうか。 職場の健康診断において、2年連続し尿糖(+3)と言われました。質問ですが数値の意味と、今私が心掛けなければならないことを教えてください。

尿糖が陽性であれば、糖尿病の疑いがありますので、まず病院できちんと血糖値などの検査を受ける必要があります。ちなみに、尿糖+3というのはかなり強いほうですので、絶対に放置しないでください。

また、血糖値が正常なのに尿中に糖が混ざる「腎性糖尿」という体質の人もありますが、この場合は糖尿病とは区別して考えます。これも血液検査を含む精密検査で判定できます。

テレビでペットボトル症候群という言葉を聞きました。どのようなものなのか教えてください。

糖分を含む清涼飲料水を大量に飲んだために、血糖値が上昇し、糖尿病を発病するケースの事です。甘い炭酸飲料が多いですが、スポーツ飲料、野菜ジュースなどもあります。最近はペットボトルに入っている商品が多いためそのようなネーミングになります。

血糖値が上昇し始めると、ますますのどが渇く、だからますます飲む、するとますます血糖値が上昇するため、飲めば飲むほどのどが渇くという悪循環に陥ることが多く、口渇、多飲、多尿、体重減少といった、糖尿病の典型的な急性症状を伴って、かなり急激に糖尿病を発症する場合が多いです。もちろん、夏場に多いですが、冬に発症した患者さんもいます。

やっぱり糖尿病専門医を受診したほうがよいのでしょうか? 今のクリニックは専門外なので少し心配です。

糖尿病は、一生涯の長きにわたって付き合わざるを得ません。その治療のパートナーとなる主治医や、かかりつけ医療機関を選ぶのは重要な問題です。
やはりどのような分野でも専門が良いのは間違いないと思いますが、人間同士ですから、人間的に信頼感を持てる、自分と馬が合うなども見過ごせない要素だと思います。

我々糖尿病専門医という資格を得るためには、糖尿病の患者さんをたくさん診察し、経験して、学会発表を何度も行い、難しい試験と面接を受け、合格して初めて糖尿病専門医になることができます。また5年に1回の更新が必要で、それをクリアするのも結構大変なのです。

最近は糖尿病専門医ではないのに、専門医であるかのように振る舞っておられる方もいるようです。もちろん専門医でもいい加減な方もいるかもしれませんし、専門医でなくても一生懸命勉強している先生もいるでしょう。
ただ、糖尿病専門医はインターネット上で氏名と院名を公開されていますので、ほとんどの専門医は名に恥じぬように、一生懸命新しい知識を得るために勉強し、学会や研究会で議論を交わしています。
まずは近くに専門医がいないかどうか探してみてください。

日本糖尿病学会 ← 日本糖尿病学会の検索ページです。

近くに糖尿病を得意とする医師がいない場合には、近所に信用できる、かかりつけ医をつくり、糖尿病専門医と連携してもらう方法もあります。毎月の投薬や検査はかかりつけで受けて、3ヶ月に1度くらいはその結果をもって専門医を受診して治療方針のアドバイスをもらうのです。

糖尿病っていったいどんなこと?

血液中のブドウ糖が適正範囲を超えて上昇した状態が慢性的に持続し、それに由来する様々な組織・臓器障害(合併症)が生じる一連の症候群です。

わかりにくいため簡単にお伝えすると、血糖が上がると後々困った合併症が出て寝たきりになることもありますので、まずはしっかり検査してみましょう!